みなさまご無沙汰しております。リモートガールです。
数少ない貴重な読者様より、「生きていますか?」というお気遣いのメールを頂いたため、僭越ながら本記事にて生存状況とキャリアチェンジについてのご報告をさせて頂きます。
リモートワーク=自由な働き方=働き方のゴールではない
結論から申し上げますと、私リモートガールはリモートワークを卒業します!
私がリモートワークを始めたきっかけ
リモートワークという言葉を知ったのは、新卒で入った博多のとあるベンチャー企業にオフィス通勤をしていた2015年ごろ。
人一倍暑がりな私にとって、夏場の出勤(=満員電車&徒歩)はストレス以外の何者でもありませんでした。
そんなある日、 “WordPressの運営会社であるAutomattic社にはオフィスが無く、完全リモートワークを導入している” という記事を読み、衝撃を受けたことを覚えています。
それ以来、私の頭の中では『リモートワークで働くこと』が小さなミッションとなりました。
その後ご縁があった社長のもとでスタートアップ立ち上げにジョイン。2社目のキャリアをスタートします。同社の社長の理解を得て、この頃からオフィスワークと在宅ワークのハイブリット出社を開始。
その後、出張で頻繁に渡航していた中国での生活を目指し、完全リモートワークに切り替えたのが私のフルリモートワークキャリアのスタートでした。
中国でのリモートワークはある意味修行
2018年に日本でフルリモート環境を確立し、2019年~中国での生活を開始します。
ご存じの方も多いと思いますが、中国のネット環境は日本のそれとは異なります。
参考:中国旅行のネット規制対策はこれだけでOK!【中国ノマドおすすめ】
日本で当たり前のように使っているGoogle関連サービスやFacebook、LINE等々、VPNを通さないと使うことができません。
そうした環境を経て再び日本に戻った時、日本はどれだけ快適な世界なのだと感動しました。
5年間のプロリモートワーク集団とのお仕事
中国では複数の日本企業から仕入れや商品企画のお仕事を頂いていたのですが、コロナの影響で日本に帰国後、そのうちの1社に社員として迎えて頂き、心機一転日本での会社員×リモートワーク生活をスタートしました。
同社はコロナ以前からフルリモートワークを導入しており、日本全国、世界中にメンバーがいる先進的な環境でした。
フレックスタイム、フルリモートワークといった「自由な働き方」の象徴である2つの制度のもと、各々が自己管理を行い、国ごとの時差を踏まえ、チームとして目標に向かって一丸となって働く日々は私にとって「学び」そのもの。
リモートワークというと多くの人が「自由でいいね」と言ってくれるのですが、自由であるからこそ、生かすも殺すも自分次第である働き方だと感じました。
リモートワークで「足りない何か」
充実したリモートワーク生活の中で、ふと気づいた「足りない何か」。
Face to faceのコミュニケーション。
熱量のあるコミュニケーション。
移動や体験を伴うコミュニケーション。
どうやら私は自分の性格に相反する働き方を「自分にとってのゴールだ」と信じ続けていたのかもしれません。
もしくは、長くオンラインメインの仕事を続ける中で欠けてしまった部分を強烈に補いたくなってしまったのかもしれません。
どちらなのか、どちらもなのかもしれませんが、とにかく足りないものを埋めるため、リモートワークを一旦卒業し、対面での関りが多いお仕事に舵を切ることにしました。
自分らしい働き方は人それぞれでいい
「リモートワークは働き方のゴールではない」というのはあくまで私自身の経験による、私自身の結論です。
皆が皆、対面でのコミュニケーションを渇望している訳ではないし、家から出なくて済むならそれ以上のゴールはないかもしれません。
この記事を書いている理由の1つは、SNSや動画コンテンツなどでうたわれる一見羨ましい働き方が皆にとっての最適解ではないということを伝えたかったから。
20代の私にとってのゴールはリモートワークだったけれど、経験を積んだ上での30代の働き方は?
どんな人たちと、どんな環境で、どんな自分として働きたいのかは、自分のみぞ知る在り方です。
生きていく中で変わっていくのは当たり前。
どんどん挑戦してみて、自分に合った働き方に調整していけば良いのではないでしょうか。
「自由」は形ではなく自分軸で決めること
「リモートガール」という肩書きで、自分らしい働き方を模索し、発信してきた数年間。
(といっても、直近はお仕事に集中しすぎてブログの存在を忘れていました。ごめんなさいw)
そんな私がリモートワークを卒業することは、きっと「えっ?」と思わせる選択かもしれません。でも、これは“リモートをやめる”という話ではなく、“自分の軸に合わせて選び直す”という話です。
自由の形は人それぞれ。でも、「自分で選ぶ」という意志だけは、どんな働き方になっても変わらない。私はこれからも、その時の自分にとって正しい選択をしながら進んでいきたいと思っています。
「リモートワーカー」の肩書きは一度手放します。でも、自分らしく働くことを諦めたわけじゃない。これからは、もっと自由に、もっと私らしく、新しい働き方を楽しんでいきます。
リモートワークを目指し、得意なことをがむしゃらに掛け合わせて走り回っていた20代。
30代となったこれからは、日本と海外の懸け橋となる存在を確立していきたいと思います。
リモートガールといえば、〇〇だよね!と言っていただけるものを、これから積み上げていくことが私の次なるミッションです。
あなたにとっての“自分らしい働き方”は?
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
もし今、働き方に迷いがある方がいたら、ひとつだけ伝えたいことがあります。
「リモートか出社か」「会社員か独立か」ではなくて、
「あなたにとっての“心地よさ”が、正解でいい」ということ。
肩書きや場所にとらわれず、自分らしい働き方をこれからも一緒に探していきましょう。