こんにちは!中国在住バイヤーのリモートガールです。
今回は私の住んでいる西安市の「隠れた」観光スポットをご紹介したいと思います。
ガイドブックやネットには載っていないニッチな地元情報ですので、西安観光をお考えの方はぜひご活用下さい。
■目次
地下鉄「大雁塔」駅降りてすぐにある蚤の市
地下鉄『大雁塔』駅から地上出口に出て左手にあるこのエリア。
一見飲食店や屋台が立ち並ぶ一角かのように見えますが、その奥で実は蚤の市が開催されています。
西安アンティーク蚤の市の様子
朝の10時頃からお昼までと限られた時間だけ開催されている、こちらの蚤の市。
観光地では珍しく人が少なく、非常にゆったりとした時間が流れているような不思議な雰囲気。
中国の人の多さに疲れている方にとって束の間のリフレッシュになる、そんな場所です。
蚤の市で売られている物
中国の「古本」
小説、週刊誌、ポルノ小説、と何でも揃った古本のタイトル。
写真ではなく全てが「絵」で表現されている年代のものが多く、見ていて飽きないエリアです。
「書」
達筆なものから味のあるものまで、大判の和紙につらつらと書き連ねられた書の数々。
誰の、どんな作品なのかは分かりませんが、古風なインテリアとして買われているのでしょうか。
「陶器」や「翡翠」アクセサリー
1畳もないスペースに所狭しと壺や花瓶、茶器などの陶器が売られています。
どれも年季のある見た目でなんとなくコレクター心をくすぐられるというか、場所の雰囲気も相まってか良い物のように見えてしまう不思議。
翡翠(ヒスイ)はブレスレットやネックレスといったアクセサリーとして販売されていますが、どれも一粒が大きく気軽に付けられるようなデザインではありませんでした。
展示の仕方に味がある
ただ無造作に並べている出店者もいれば、綺麗に整頓していてセンスを感じる出店者もいたりと多種多様な出店スタイルも見どころの1つ。
出店者もお客も概ね60歳以上の方が多い印象でしたが、それがかえってインスタ映え、といいますか、他にない独特な雰囲気をまとっていて新鮮な気持ちになることができました。
“SNSで人気の〇〇”という話題にうんざりしている人にとって、この蚤の市は違う角度からのインスピレーションを与えてくれる、そんな場所になるのではないかと思います。
西安でタイムスリップしてみてはいかがでしょうか
何に使うのか分からないけど、何だかずっと見ていたくなる。
そんな不思議な気持ちにさせてくれる、西安のアンティーク蚤の市。
大雁塔を訪れる方はぜひ、ちょっと早起きしてこの不思議な空間を堪能してみて下さい。
お昼以降は開催されていませんので、ランチ前のお散歩に。きっと引き込まれてしまいますよ。
夕方から夜にかけては大雁塔の噴水ショーがおすすめです。
西安の噴水ショーを訪れる予定の方はぜひ、『西安大雁塔の噴水ショーを楽しむ4つのコツ【おすすめ時間&動画付】』も合わせてご覧下さい。