你好!中国にいても日本人の心を忘れていない、リモートガールです。
今回は中国で生活している中で気づいた、“日本との違い”についてご紹介したいと思います。
ニュースやメディアで取り上げられる日本と中国の比較といえば、決まって「日本の方が良い」という結論に結び付けがちですが、今回は視点を変えて日本には無い中国の良さをピックアップしてみました。
※「良い」の基準はあくまで私個人的な意見ですので、その点ご了承下さい。
中国の人は「フルーツを沢山食べる」
中国には豊富な種類のフルーツが至る所で売られています。
スーパーはもちろん、露店、道端などなど、夜遅くまで営業している所も多く、夜ご飯を食べた後にフルーツでも食べに行くか!という感覚で手軽に購入することができます。
そして驚くのはその価格。小柄なメロン1玉と大粒のイチゴを30粒程購入して500円ちょっと。
購入当時イチゴは旬でもなかったにも関わらず、この安さです。
メロンは高級品、イチゴは自分へのご褒美♡
なんて概念は一瞬で吹き飛んでしまいました。この安さなら毎日違う種類のフルーツをお菓子の代わりに食べられます。ハワイでビタミン補給♡なんて言わずに、中国でフルーツを爆食いしてください、女子の皆様。
旬のフルーツは概ね日本の3分の1の価格で手に入る
こんな大きなスイカ半玉もワンコイン以下。
安いだけでなく甘くてジューシー。ずっしりとしているのでスクワットのお供にも最適です。
中国の年配女性は「朝晩に踊る」
早朝6時から7時、夜は7時から8時頃になると広場で音楽が流れ出し、主に年配女性たちがゆったりと踊りはじめます。
日本で言う演歌的な曲から今時のC-POPまで、ダンスグループの島(?)によって選曲は異なりますが、約1時間から2時間にわたってゆったりとした踊りを楽しんでいる女性たち。
マンションが立ち並ぶコミュニティスペースや、開けた空き地、公園などで特に点呼や決まった挨拶もなくゆるりと始まる踊りの時間。
新参者の私が自己流の踊りを踊っても誰も気にしません。
ゆったりとした踊りとはいえ、小一時間も踊っていると汗をかく運動量です。これを朝晩の習慣にしている女性たちはみなとても健康的に見えました。
この習慣、日本にもあれば良いのに。
中国の人は「お冷を飲まない」
日本の飲食店であれば「お水」=「冷たい水」が用意されますが、中国ではキンキンに冷えた氷水を出すお店はほぼありません。
常温、またはお湯、温かいお茶が一般的。身体が温まる薬膳スープを出してくれるところも多いです。
身体を温める大切さを改めて思い知らされました。
中国の男性は「家事をよく手伝う」
スーパーでの光景が日本のそれとは大違いであることに驚きました。
日本でのスーパー、特に食材コーナーは9割型主婦が占めている印象なのですが、中国では男女比半々と言っても過言ではないほど、男性が買い物をしている姿が見受けられます。
夫婦で買い物をしていたり、男性のみで買い物をしていたり。
共働きが当たり前の中国では、家事も平等。知っていた情報とはいえ、実際にその姿を見るとやはり日本とは違うんだなぁ…と実感しました。
あと、これは賛否両論になると思いますが、買い物中や歩いている最中、男性が当然のように荷物を全て持っている姿も印象的でした。
中には女性のバックまで持ってあげている男性も。
良い・悪いは人それぞれの価値観として置いておくとして、こういった姿からも、「中国の女性は強い」という印象が生まれるのかもしれませんね。
男性が優しいから女性が強くなるのか、女性が強いから男性が下手に出るのか。
どちらが先なのか…
他人の事を気にしすぎない
※撮影許可を得ています
夏が近づくにつれて、至る所でこのような姿の男性が見受けられるようになる中国。
日本の街中でこんな姿で歩いていたら、間違いなく変質者扱い、というか圧倒的に避けられてしまうでしょう。
では、中国ではなぜこのような姿の男性が現れるのでしょうか。
答えは「暑いから」。
そして、この姿に対して皆特にリアクションする訳でもなく、何事も無いように平然と過ごしています。
中国ではこのような、「日本で見たらギョッとしてしまうこと」が沢山あります。
ですが、中国で過ごしている内に次第とそれらに対する耐性が出来てくるというか、そもそも自分はオーバーリアクションしすぎていたのではないか、と思うようになってきました。
つまり何が言いたいかというと、「暑いから→腹を出す」このロジックに「他人からどう思われるか」という観点は存在しません。
そういう意味では、人は人、私は私、不必要に他人の目を気にしない精神状態が確立されているように感じました。
その国の「らしさ」を大切に
中国で人気の台湾ドリンクチェーン
今回紹介した5つの項目は、長く続く中国での文化に基づいたものばかり。
昨今では台湾スイーツや食事の欧米化によって、日本と同じく中国でも肥満化が進んでいると言われています。
せっかくの健康的な文化を「手軽さ」と「見栄え」で台無しにしてほしくないな…
今回この記事を書きながら、それぞれの国に根付く食生活・文化を大事にしようと思った今日この頃です。