こんにちは!中国在住バイヤーのリモートガールです。
今回は6年以上の中国輸入実務を通して様々なサービスを試した私が現在使っている、中国への送金方法、特に「送金日数」「送金手数料」を最小限に抑える方法を共有したいと思います。
●中国から商品を輸入している方
●銀行の海外送金サービスでは時間がかかりすぎて困っている方
●銀行の海外送金サービスでは中国に着金出来なかった方
に役立つ内容となっているかと思います。
Payforexを使って送金手数料・日数を最小限に抑える
過去に「楽天銀行海外送金」「SBIレミット」「地方銀行の海外送金」と、いくつものサービスを利用して中国へ送金していたのですが、年々厳しくなる中国内規制による外貨管理によって、スムーズに送金できなかったり、時には全額返金されてしまうというケースが増えてきました。
更に送金の度に数千円とかかる手数料も、送金回数が多くなるにつれて無視できない金額に。
それらの悩みをきっかけに新たなサービスを探し求め、行きついたのが今回ご紹介するPayforexです。
Payforex(ペイフォレックス)とは
Payforexとは1~3営業日程度で200ヵ国以上の国へオンライン送金ができるサービス。
更に2020年4月現在、中国、香港、韓国、マレーシア、ネパール、ベトナム、タイ、フィリピン、パキスタン、バングラデシュ、インドネシア、ミャンマー、ユーロ圏、イギリス、オーストラリア、シンガポール、トルコ、インド、スリランカに関しては、送金依頼後数時間~24時間以内に着金が可能です。(土日祝日現地の銀行休業日を除く)
Payforexの利用条件・手数料
▼口座開設
口座種類 | 個人・法人 |
初期導入手数料 | 無料 |
年会費 | 無料 |
▼送金額の上限目安
1回の送金限度額 | 100万円(もしくは相当の外貨) |
1ヶ月あたりの送金限度額 | 一般の個人:300万円(もしくは相当の外貨) 法人・個人事業主:600万円(もしくは相当の外貨) |
※送金額が超える場合、送金目的についての電話ヒアリングやメールでの取引インボイスの提出を求められる場合があります。
▼送金にかかる手数料
送金手数料 | 0円~3,980円(送金額・送金通貨で異なる) |
円貨送金手数料 | 無料 |
中継銀行手数料 | 受取人/送金人負担 |
受取銀行手数料 | 受取人/送金人負担 |
着金額指定サービス | 2,500円(オプション) |
▼送金・出金について
送金にかかる日数 | 原則1日~3日 ※1)スピード送金は24時間以内 |
入金確認時間※2) | 原則24時間以内(営業日) |
出金にかかる日数 | 原則2営業日 |
送金受付時間 | 24時間オンライン受付 |
両替受付時間 | 24時間オンライン受付 |
※1)スピード送金:中国は送金依頼後24時間以内に着金可能なスピード送金対象国。
※2)入金確認時間:Payforexの指定口座へ海外送金用の日本円を入金し、システム内で反映されるまでの時間。
Payforex利用に必要なもの
■個人で利用する場合
- 本人確認書類:運転免許証、パスポート、在留カードなど
- マイナンバーを確認できる書類:通知カード、個人番号カード、住民票(個人番号記載あり)
の両方が必要です。
■法人で利用する場合
登記簿謄本 | 発行から6ヶ月以内 | 全ページ |
現在事項全部証明書 | ||
履歴事項全部証明書 |
上記いずれか1点と、取引担当者の本人確認書類(上記、個人利用の場合と同様の2種)が必要。
ここで注意したいのが、法人利用の取引者が更に個人で二重に利用する事はできないという点。
例えば、Aさんが務める会社でPayforexの取引担当者となった上で、更にAさん個人がPayforexを利用することはできません。
中国送金の流れ(シュミレーション)
例えば、中国で商品を仕入れるために中国指定口座へ30万円の送金が必要な場合。
7月16日午前11時:リモートガールの銀行口座(楽天銀行)⇒Payforexの銀行口座(楽天銀行)へ30万円を送金
*ここでの手数料は無料(楽天銀行同士の為)
7月16日午後1時:Payforex管理画面に入金反映 =管理ページで30万円の入金を確認
*ここでの手数料は無料
7月16日午後1時:スピード送金で30万円を中国の指定口座へ送金依頼
*ここでの手数料は無料(※)
最短で7月16日当日中、遅くても24時間以内に中国指定口座へ送金が完了。
(※)中国への送金の場合、18万円以上の送金は手数料無料。当日レートによる為替のみ考慮する必要がありますが、そもそも中国は大きな変動が起きないので神経質になる必要はありません。
ちなみに、1度の送金手続きは30万円なので、60万円送金したい場合は2回に分けて送金依頼を出す必要があります。
1度に送る金額が18万円以下の場合は、手数料が800円かかります。といっても、大手銀行の海外送金手数料に比べれば半分以下の金額です。
日本の会社だからサポートも日本語で安心
海外が母体となる海外送金サービスは管理画面や電話でのサポートが英語であったりと、日本人には何かと使いにくい点が多く、送金時への不安が拭えません。
Payforexは日本の企業が運営し、メールや電話でのサポートも当然日本人が対応してくれるのでとても安心です。
以前利用していた外資系のサービスでは、カタコトの外国人サポートに小一時間海外送金の理由を問いただされ、心身ともに疲弊した経験がある私にとって、この点はかなり心強いポイントです。
中国という制度が特殊な国にお金を送る以上、いつ何が起きるか分かりません。
そんな時も日本人サポーターが電話で迅速丁寧に対応してくれるので、万が一中国側でトラブルが起きた場合も冷静に対処できます。
今後も新しいサービスが増える模様
「海外携帯チャージ」「海外各種料金払込」といった、まだローンチされていない新サービスが管理画面に続々と姿を現しており、既に利用している側としても今後益々便利になるのだ…!という期待が膨らむばかりです。
具体的なサービス内容はまだ明かされていませんが、「海外各種料金払込」は個人的にかなり待ち遠しく感じています。
最近導入されたばかりのものでユニークな「Pコイン」は、海外へ送金する度にポイントが貯まっていくという嬉しいサービス。
金額が多ければ多いほど、チリツモ式でポイントが貯まるのでお得です。手数料も無料な上に、ポイントも貯まるので、今まで銀行で払っていた手数料は一体何だったのだろう…と思うはず。
今からでも遅くありません。ビジネスが加速して、中国への送金額が段々と増えていく前にPayforexでの送金に切り替えていきましょう。
まとめ:月に30万円以上600万円以内の送金であればPayforexがオススメ
個人利用であれば月に100万円(相当の外貨)まで、法人利用であれば月に600万円(相当の外貨)まで送金ができ、手数料も送金スピードも申し分のないPayforex。
中国送金でお困りの際はぜひ1度使ってみてはいかがでしょうか。
ご覧の通り、中国だけでなくシンガポールやオーストラリア、ユーロ圏等にも24時間以内の送金ができるので、多国籍に渡り取引のある企業様や世界を旅するトラベラーにもオススメです。
以前では考えられない程、海外送金が容易になったこの時代。このような便利なサービスのお陰で、海外進出へのハードルも下がるのではないでしょうか。
✔中国の優良工場をリサーチしたい方
✔OEMに必要な知識と交渉力を付けたい方
✔中国工場と提携してオリジナル商品を作りたい方
このような方に向けて個別サポート、マニュアルをご提供しております。
気になる方はこちらのサービス一覧をご覧下さい。